日伯友好カップ観戦レポート_vol2

第20回日伯友好カップ開幕
8月28日いよいよ第20回日伯友好カップが開幕しました。
ジーコ氏の熱い想いからスタートしたこの大会も20回目という節目を迎え、それを祝うかのような晴天に恵まれたジーコサッカーセンターでは、日本とブラジルのトップクラスのクラブ20チームがこれから六日間にわたる熱い戦いを繰り広げます。
大会は4チーム毎に5つのブロックに分け予選リーグを行い、各ブロックの1位と成績上位チームが決勝トーナーメントに出場します。

開会式後のオープニングゲーム、Jリーグ選抜は地元の名門でありジーコ氏の古巣フラメンゴと対戦、初戦ということもあり、動きに固さも見えた両チーム、Jリーグ選抜は早い時間にフラメンゴに先制され、その後追い上げをかけましたが、逆に追加点を許してしまい、結果は0対3で初戦を落としました。

 

同時刻にキックオフされた隣のグランドでは、鹿島アントラーズノルテがサンパウロのサンカルロスと対戦、ノルテは、序盤に得たPKの1点を守りきり1対0で見事勝利、幸先の良いスタート切りました。

 

続いて、鹿島アントラーズJYはリオのバングーと対戦、お互いに何度も得点チャンスがありながらも、ゴールを決めきれず、0対0のスコアレスドローとなりました。

 

初日の最後を締めくくった鹿島アントラーズつくばは、昨年の日伯友好カップ優勝チーム強豪サントスと対戦、前半先制を許し苦しい展開になるかと思われましたが、つくばも臆することなく果敢に挑み1点を返します。しかし、その後追加点を奪われ結果1対3と敗戦。

 

勝ち負け、引き分けと各チーム様々な形の中、予選リーグ第1日目を終えました。

 

白熱の予選リーグ
翌8月29日、大会2日目は初戦白星スタートの鹿島アントラーズノルテがヴァスコと対戦、グループリーグ突破に向けて連勝したいノルテでしたが、2点を先行された後半1点を返しますが、反撃虚しく1対2の惜敗。

続いてはJリーグ選抜対ポンチプレッタ、初戦を落としてグループリーグ突破にはどうしても勝ちが欲しいJリーグ選抜、2点を取られたものの、執念の巻き返しで2点を取り返し、2対2価値ある引き分けとなりました。

こちらも勝ちが欲しい鹿島アントラーズJYはアヴァイーと対戦、試合はまさかの前半で4失点、ですがそこから2点を返し、チームも勢いを増して相手ゴールに迫りましたが試合終了、2対5という結果となりました。

2日目の最終は鹿島アントアラーズつくばとグレミオとの対戦、ブラジルを代表する強豪チームの猛攻を受けるも、前半は0対1で折り返し、後半追い上げをかけますが、逆に相手に押し込まれてしまい結果0対4で敗れました。

 

予選突破を目指して
向かえた8月30日、予選リーグ最終節。決勝トーナメント出場を掛けた最後の試合です。

ここまで、1敗1分の鹿島アントラーズJYはボタフォゴと対戦、ピッチサイドでジーコ氏が見守る中キックオフ、1点を先制して前半を折り返した鹿島、このまま追加点を狙いたいとこですが、後半相手の猛攻に1点を返されてしまいそのまま試合終了、1対1の引き分けとなりました。

同じく1敗1分のJリーグ選抜はアウダックスRJと対戦、この大会で一気にチーム力を上げてきたJリーグ選抜は立ち上がりから相手を圧倒、前半だけで4得点し、結果6対0の大勝で予選リーグ最終節を終えました。

初戦を勝ち、1勝1敗の鹿島アントラーズノルテはクルゼイロと対戦。お互い勝てば決勝トーナメント進出が決まる大一番に両チームとも攻守に力の拮抗した試合展開となり、0対0のまま向かえた後半アディショナルタイム、クルゼイロに1点を決められ、0対1で敗戦、惜しくも決勝トーナメント進出は叶いませんでした。

最終節最後の対戦は、鹿島アントラーズつくばとCFZウニオン、ここまで勝ちの無いつくばは何としても1勝が欲しい試合です。お互い1点ずつ決めて前半が終了、そして後半終了間際つくば1点を決め、逃げ切るかと思われた後半アディショナルタイム、相手にゴールを決められ2対2の引き分けとなりました。

 

日本チーム予選突破ならず
日本勢4チームの熱戦も終了、残念ながら日本チームの決勝トーナメント進出は叶いませんでした。
ただ、観戦していて日本とブラジルのチームに歴然とした力の差があるとは感じませんでした。
あるのは本当に少しの差、それは試合の入り方であったり、チーム同士のコミュニケーションであったり、ボールへ向かう気持ちであったり、そんな少しの差がゴールに繋がっているのではないかと感じました。ただサッカーは1点重みが大きいスポーツですので、その少しの差が勝敗を分けてしまいます。
基本的な技術だけではなく、サッカーが文化として根付くブラジルだからこそ感じられた経験は、今後の日本サッカー界の礎として今回参加した選手や指導陣にとってとても素晴らしいものになったのではないかと感じました。
日本チームの皆さん本当にお疲れ様でした!!

 

 

さて大会はいよいよ決勝トーナメントです!
記念すべき20回大会を制したのはどのチームなのか、決勝トーナメント大会リポートをお楽しみに!!

【予選リーグ:日本チーム結果】
Jリーグ選抜(0-1)(2-2)(6-0)1勝1敗1分
鹿島アントラーズJY (0-0)(2-5)(1-1)1敗2分
鹿島アントラーズノルテ(1-0)(1-2)(0-1)1勝2敗
鹿島アントラーズつくば(1-3)(0-4)(2-2)2敗1分

Photo: 藤原清美/Jorge Ventura / George Henrique